
パネルディスカッション会場 |
2025年11月20日、東京都港区のヒルトン東京お台場にて、アメリカ広葉樹輸出協会(AHEC)主催による「アメリカ広葉樹建築家 パネルディスカッション」が開催されました。当日は、建築家をはじめ、インテリア・住宅業界、木材業界関係者など約46名が参加し、木材、特に無垢内装材の可能性について理解を深める場となりました。

坂本昭氏 |
本パネルディスカッションは、木という素材を建築家の視点から多角的に捉え直し、アメリカ広葉樹の魅力を再認識するとともに、不足している情報や課題について理解を深めることを目的として開催されました。
冒頭の基調講演では、設計工房CASAの坂本昭氏が「身体的建築」をテーマに登壇し、人の動きや感覚と空間との関係性に触れながら、床材をはじめとする無垢材が身体感覚や居心地に大きな影響を与えることを示しました。

横内敏人氏 |
続いて、横内敏人建築設計事務所の横内敏人氏が「木造らしい家づくりについて」と題して講演。木の特性を理解した上で設計に取り入れることの重要性や、日本の住文化における木造建築のあり方について、ご自身の経験を交えて語られました。
後半のパネルディスカッションでは、株式会社アトリエ秀の高橋隆博氏、株式会社design itの池田隆氏がパネラーとして加わり、以下の3つの議題を軸に活発な議論が展開されました。
第一の議題は、「日本の建築家の無垢内装材に対する考え方」。無垢材に対する期待や課題、メンテナンスへの意識など、設計実務におけるリアルな視点が共有されました。
次の議題は、「アメリカ広葉樹の無垢内装材の良さ」です。豊富な樹種バリエーション、安定した品質、デザイン表現の幅広さに加え、計画的に管理された森林資源による高いサステナビリティが評価点として挙げられました。
最後の議題は、「建築家に対するアメリカ広葉樹内装材の情報提供の方法」。素材情報や施工事例をどのように伝えるべきか、設計者が求める情報とは何かについて意見が交わされ、AHECの果たす役割についても議論が及びました。
米国の広葉樹林では、生長量が伐採量を上回る持続可能な森林経営が行われており、AHECはその正確な情報を建築・デザイン分野に向けて発信しています。今回のパネルディスカッションは、無垢内装材の価値を再確認するとともに、素材と建築家をつなぐ「情報」の重要性を共有する機会となりました。再確認するとともに、素材と建築家をつなぐ「情報」の重要性を共有する機会となりました。
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