TOPICS アメリカ広葉樹プロジェクト:レッドオーク&ヒッコリー

アメリカ広葉樹輸出協会(AHEC)は2021年10月18日(月)〜20日(水)の3日間、東京ビッグサイトにて2年ぶりに開催された「2021年IFFT interiorlifestyle living」に出展参加しました。

2021年のプロジェクトは「アメリカ広葉樹:レッドオーク&ヒッコリー」と題し、まだ日本ではあまり流通していない「レッドオーク」と「ヒッコリー」の2種類のアメリカ広葉樹材を使用して、家具やキッチンキャビネット、内装ドアやフローリングなど、室内の様々なシーンで使用される木工製品を製作、展示しました。

家具製作にご協力いただいたのは、家具産地である福岡県大川市および佐賀県の家具メーカー3社。そしてキッチンキャビネットは広島県福山市のキッチンキャビネット扉メーカー、新しくデザインされた4枚の扉は北海道小樽市の内装ドアメーカーに担当いただき、レッドオークとヒッコリーの木目の美しさを存分に活かした魅力ある作品を展示することができました。

レッドオークは、仕上がりと加工性に優れた材で米国東部の広葉樹林で最大の蓄積量を誇ります。幅広の長尺材も入手しやすいことから世界も人気が高まっています。

またヒッコリーは、その昔テニスラケットや弓、ゴルフのシャフトなどに使用され、粘り気があり耐衝撃力に優れた材です。現代ではその硬度と耐久性を生かしてフローリングやキャビネットに多く使われています。ブースの受付スペースにはアメリカ広葉樹輸出協会のメンバー企業である、ノースウエストハードウッド社から寄贈された、ヒッコリーのフローリングが敷き詰められました。

今回展示されたテーブルでは、はっきりとした心材と辺材のコントラストがうまくデザインに取り入れられ、大変な人気。新しい樹種に手ごたえを感じる展示となりました。

アメリカ広葉樹は、持続可能な森林管理が行われさまざまな企業で取り組まれているSDG‘sに適合した木材です。環境にも優しい天然素材であるアメリカ広葉樹。ウォルナットなどの人気樹種だけに偏らず、さまざまな樹種の特徴を生かしながら個性ある家具や内装に仕上げることもまた大切です。

「2021年IFFT interiorlifestyle living」への来場者合計は11,083名。展示会で配布されたパンフレットはどれもご希望の方に無料でお送りいたします。アメリカ広葉樹輸出協会ホームページの資料請求よりお申込みください。