アメリカ広葉樹家具デザイナープロジェクト2019
アメリカ広葉樹輸出協会(AHEC)は11月20日(水)〜22日(金)の3日間、東京ビッグサイトで開催された「2019年IFFT interiorlifestyle living」に今年も出展参加しました。

「アメリカ広葉樹家具デザイナープロジェクト」と題した今年のプロジェクトは、日本及び海外の家具市場とのつながりが強い家具デザイナー7名と飛騨高山の家具メーカー4社のコラボレーションにより実現したもので、シンプルかつセンスのある和モダンな空間をコンセプトに家具デザインが行われました。 それを日本の伝統的な匠の技術を持つ作り手が製作し、静岡市内の創造意匠の日原氏のプロデュースによりブースイメージがまとめられて今回のIFFTでのお披露目となりました。

このプロジェクトはAHECと(株)ゼロファーストデザインの佐戸川清氏が中心となり今年3月に始動。佐戸川氏の推薦により参加いただいた6名のデザイナーと、「どのようなテーマを持ってモノづくりをするか」というイメージを話し合い、4月に飛騨高山のメーカー4社を訪問。それぞれの会社が今日まで培ってきた伝統ある技法や各社の特徴などをデザイナーが実際に見学して、ものづくりの過程や家具に関する意見や質問などをしました。

そして、視察後のレセプションでは製作社側4社に対してデザイナーより作品に対する想いや経歴、また今回の作品のラフイメージを各々がプレゼンテーションしてイメージの共有と交流を深めました。

その後すでに長年にわたり飛騨高山の家具メーカーとお仕事をされ、各社の技術を知る佐戸川氏によりデザイナーと作り手のマッチングがなされ、作品製作がスタートしました。

完成し展示された家具は、ベッドや椅子、テーブル、行燈、スツール、サイドテーブルなどアメリカ広葉樹の木目や暖かみを感じる事の出来るシンプルでありながらもしっかりと創り込まれた家具で、特に7名中の4名のデザイナーが手掛けたライトはそれぞれのデザイナーの個性が表れ、細部に至るまで薄さや繊細さが表現された素晴らしい作品でした。形や大きさ、樹種を変えることでアメリカ広葉樹の様々な表情が見え、和風家具にも十分にアメリカ広葉樹がマッチすることがわかりました。

また、ブースの真中には、アメリカ広葉樹輸出協会のメンバー企業である、ノースウエストハードウッド社から寄贈された、ウォルナット、レッドオーク、アルダー、チェリーそして西海岸に植生するPCメープルの製材が混ざり合ったフロアーが敷かれ、多くの方が足を止めてその感触を確かめておられました。

アメリカ広葉樹は持続可能な森林管理のもと、環境にも優しい天然素材であり、日本のクリーンウッド法やEU木材規制にも対応した合法性が確認された材です。よって、これからもそれらの点を多くの方に様々な方法でお伝えしていきたいと思います。
「2019年IFFT interiorlifestyle living」への来場者合計は16,005名でした。展示会で配布されたパンフレットはどれもご希望の方に無料でお送りいたします。アメリカ広葉樹輸出協会ホームページの資料請求よりお申込みください。