「アメリカ広葉樹北海道見学会」
2019年5月28日〜29日、アメリカ広葉樹輸出協会(AHEC)が(公社)日本建築家協会(JIA)東北支部の建築家12名と「アメリカ広葉樹北海道見学会2019」を開催しました。

昨年に引き続き、2008年にアメリカ広葉樹輸出協会がエコ・インテリアプロジェクトとして取り組んだ「遠藤歯科クリニック」を設計された小西彦仁氏<ヒココニシアーキテクチュア(株)>と現地訪問し、4樹種(ウォルナット、メーチェリー、ホワイトアッシュ、ハードメープル)を幅(3種)と長さ(乱尺)で無駄なく製材・加工されたアメリカ広葉樹をどのように内装に使用したか、また北海道の暖房設備についても参加者は沢山学ぶことが多かったとのご感想をいただきました。

その後は江別に新設された蔦谷書店を見学し、札幌市内のホテルに戻り、(公社)日本建築家協会北海道支部・住宅委員会所属の建築家と在札幌米国総領事館より2名が加わり「アメリカ広葉樹建築家懇談会 in 札幌」として意見交換の場が設けられました。

在札幌米国総領事館領事のロバート・ピケット氏の開会挨拶の後、東北地域の建築家と北海道地域の建築家それぞれ1名のプレゼンの後パネルディスカッション形式で、気候による建物の違いや施工方法等の話を中心に、東北での災害後の現状などを織り込み話が進行しました。その後のレセプションでも木材や建築の話が続きました。

見学会2日目は、在札幌領事館よりピケット氏と馬場氏が参加され、札幌市内から旭川に向けて移動し、昭和木材(株)の旭川工場の見学を行いました。米国、ロシアそして北海道の丸太が貯木されたヤードや木材加工工程など説明いただきながら見学させていただきました。その後北海道最大手の家具メーカーカンディハウス本社にてランチレセプションを開催。旭川地域の木材業者の方々なども参加いただき、東北の建築家の方々との交流を深めていただきました。
またカンディハウスの家具製造工程とショールームも見学させていただき、家具についても知識を深めることができました。そして最後に、南幌町の環境に適応した住宅を見学し、盛りだくさんのバスツアーを終えました。