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アメリカ広葉樹アーキテクトセミナー/大阪と東京で開催 |
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2006年5月30日(火)大阪市内、6月1日(水)東京都内の各ホテルにて、「アメリカ広葉樹建築家セミナー」を開催しました。今年は2都市での開催となりましたが、両会場共100名以上の参加申し込みをいただき、熱気あるセミナーとなりました。
今回のセミナーでは住宅内装材としてのアメリカ広葉樹の有効利用や活用法、内装材の仕上げ方法、アメリカ広葉樹の森林資源について日米両国から招聘した建築家、塗装の専門家と弊協会メンバーより、今までの彼らの経験に基づき Power Point やアメリカ広葉樹のフロアーサンプルを使用しながら詳しく説明して頂きました。
その講師は(株)横河設計工房の横河健氏、無有建築工房の竹原義二氏、Miller & Hull Partnership LLPのCraig Curtis氏、木材塗装研究会の長澤良一氏、弊協会副会長のPeter Kingです。
大阪会場では、駐大阪・神戸米国総領事のDaniel Russel氏の挨拶で始まりました。そして、弊協会の副会長のピーター・キングがこの4月より施行されたグリーン購入法によりますます意識の高まりを見せる持続可能な森林を踏まえながら、米国での広葉樹林の森林管理の取り組みや、広葉樹材の蓄積量が毎年増加している点等を説明しました。
米国の建築家Craig Curtis氏の講演では、「太平洋岸北西地域での建築・内装材」題して、今まで設計したシアトル近郊の市役所等の公共物件から個人住宅において針葉樹と広葉樹をふんだんに内装材として使用した実例について詳しく説明していただきました。その後休憩を挟み、横河健氏の講演では「広葉樹・木質建築の知恵」と題して、今までに設計・施工された数々の素晴らしい作品を御紹介して頂きました。
その講演で紹介された「平成の二畳台目」という作品では、和の建築の中にアメリカ広葉樹の代表的な樹種であるレッド・オークとアルミやコンクリート、ガラスなどの素材を組み合わせたシンプルでありながらモダンな和の空間が印象的でした。その他に自然の緑と調和した「駒沢の家」や公共物件である「武蔵野市立0123はらっぱ」など魅力的な作品を御紹介していただきました。
最後に内装材には欠かせない塗装について、木材塗装研究会の長澤良一氏より「建築現場における広葉樹内装材の塗装」と題して、専門用語が多く難しく感じてしまう塗装についてアメリカ広葉樹のフロアーサンプルを使用しながら、色々な仕上げ方法について判り易く説明していただきました。
東京会場では、横川健氏に代わり、無有建築工房の竹原義二氏が「広葉樹・木の持つ色と艶」というテーマで講演いただき、住宅建築を中心にアメリカ広葉樹を大胆に使用した事例をご紹介いただきました。日本の神社仏閣や木造の伝統を振り返りながらも新しい物造りへの挑戦を続けられており、多くの建設現場写真を通して大胆な発想を熱意もって説明されました。
今回のセミナーでは、自然にも人にも優しい木質系内装材を改めて認識するきっかけになったのではないかと思っております。弊協会では、森林管理が適切になされ安定供給可能なアメリカ広葉樹が内装材や家具を通して日本の一般消費者の方々に慣れ親しんでいただけるように、さまざまなプロモーションを通してその魅力を伝えて行きたいと考えております。
アメリカ広葉樹についての資料は無料で御提供しておりますので、弊協会のホームページwww.ahec-japan.orgにアクセスして頂き、「お問い合わせ・資料請求」のページよりお申込ください。
(2006.05)
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