「アメリカ広葉樹見学会in富山・岐阜」
5月17日〜5月18日、アメリカ広葉樹輸出協会(AHEC)が岐阜県高山市内の家具メーカー4社の工場やショールームを巡る見学会を開催しました。そして、日本建築家協会(JIA)関東甲信越支部・住宅部会所属の建築家11名とアメリカ大使館農務担当行使のデイビッド・ミラー氏が参加されました。

初日の朝富山駅で集合し、世界遺産である五箇山や白川郷の合掌造りの建物を見学。その後日本の一大家具産地である岐阜県高山市の家具メーカーの日進木工(株)、(株)シラカワ、飛騨産業(株)、(株)柏木工を訪問。それぞれの家具工場では高山家具の伝統技術である「曲げ木」の工程等を見学、また各社ショールームではそれぞれのメーカーの家具の特徴や個性、歴史を知ることができました。


高山家具の歴史とアメリカ広葉樹のつながりを勉強


その日の夕刻には「高山家具の歴史とアメリカ広葉樹のつながり」と題した勉強会を開催しました。その勉強会では高山市副市長の挨拶後、「飛騨・世界生活文化センター」センター長の野尻修二氏より高山の家具づくりの歴史や現状が説明されました。


その後のレセプションでは高山地域の木工関係者と今回の見学会に参加された建築家の方々約30名が交流を深められました。


高山市内の重要文化財「吉島家住宅」視察


二日目は高山市内の重要文化財である「吉島家住宅」、その後「岐阜県立森林アカデミー」と建築家の伊東豊雄氏が設計した「みんなの森ぎふメディアコスモス」を視察し、終着地の名古屋で解散しました。今回は岐阜県の家具や今昔の建築を知る2日間となりました。