「アメリカ広葉樹合法性証明のガイドブック発行についての記者発表会」 2011.12.13

ANAホテルで開催した記者発表会
2011年12月13日(火)、東京都内のホテルにて、「アメリカ広葉樹合法性証明のガイドブック発行について」の記者発表会を開催しました。

今回の記者会見にはプレス関係者、林野庁、木材業界関係者を含め約40人が出席。米国大使館農務官のベンジャミン・ペットロック氏の挨拶の後、アメリカ広葉樹輸出協会専務理事マイケル・スノーより現在進めている「ライフ・サイクル・アセスメント(LCA)評価」について詳しく説明されました。


米国大使館のペットロック氏があいさつ

AHEC専務理事のマイケル・スノーが説明
第一段階として米国の森林資源が持続可能であり十分な資源量があること、第二段階として第三者機関の調査で違法伐採のリスクがほとんどなく合法性が確認されたこと。そして第三段階として合法性証明が認証され、米国の木材業界でこの合法性証明を行うと決定したことで、これらの段階を経てアメリカ広葉樹輸出協会ではさらに一歩踏み込み科学的なデータを基に、木材を使うことで環境に対してどれだけ負荷があるのか、他の資材と比較することによってただ単に合法性や持続可能性だけでなく、環境負荷まで考慮して行こう、つまりライフ・サイクル・アセスメント(LCA)を行いたいと考えていることが発表されました。

さらに今回のプレゼンテーションでは、森林は二酸化炭素を空気中から分離して、炭素として木の中に貯蔵する機能をもつことや他の建築資材(コンクリートやアルミ・鉄など)と比べて汚染物質の排出量が極めて少ないことなど数値グラフを使って比較し、今こそ感情や政治的意向または各企業のマーケティング予算に左右されるのではなく厳密に科学の目から見た環境負荷という観点で論議し、地球全体の環境を考える段階に来ており、現在アメリカ広葉樹輸出協会がその調査を進めていることが述べられました。

参加者からは今回の記者会見を通して新しい情報が発信され、大変有意義であったとの声が聞かれました。今回のガイドブックには「改正グリーン購入法」と日本の合法木材対策についての林野庁からのご意見、さらにアメリカ広葉樹の合法性証明が確認され3年が経った現状で、実際にアメリカ広葉樹材を輸入また使用されている木材輸入問屋や家具・内装材メーカーの皆様からのご意見を掲載しています。

ご希望の方には無料で送付いたしますのでアメリカ広葉樹輸出協会ホームページよりご請求ください。