「アメリカ広葉樹バス見学会in山梨」 2010/04
雪舞い散る4月16日(金)、山梨県で初のバス見学を日本建築家協会(JIA)関東信越支部住宅部会との共催で行いました。

前日のアメリカ広葉樹建築家セミナー講師のイングレージ氏も参加され、山梨県の重要文化財である旧平田家住宅や長野県の神長官守矢資料館など日本の木造建築を中心に伝統的な建築工法などを見学。

神長官守矢資料館は、東京大学藤森照信教授が設計された氏の処女作であり、鎌倉時代より守矢家で伝えてきた守矢文書を保管・公開する史料館で、裏手には高過庵というツリーハウスも建てられている。

屋根は地元特産の鉄平石葺き、外壁はワラを混ぜたモルタルとサワラの縦貼りである仕上げ材に自然素材を多く用いたものだ。

また、今回のバス見学会に参加された建築家の方々が設計の一部に携われた中村キース・ヘリング美術館や清春白樺美術館など説明を受けながら訪問し、28名の参加者と木造建築の歴史を学びながらこれからの木造建築の可能性を議論しました。

アメリカ広葉樹輸出協会としては日本の建築家の方々との交流をさらに深めることにより、日本でのアメリカ広葉樹の内装材としての需要拡大を図ることにしています。大変寒い一日でしたが日本の歴史建造物に触れながら有意義な見学会になりました。