日米家具木工職人懇談会 2009.12
12月3日(木)、ホテル日航東京において「日米家具木工職人懇談会」を開催しました。

米国からはNew Hampshire州の木工職人のジェフリー・クーパー氏とギャレット・ハック氏、アメリカ広葉樹輸出協会(AHEC)前会長ピーター・キング氏の3名がパネリストとして参加。

日本側からはAHECが2000年から展開していますハング・タグ・プロモーションの協力企業である日進木工(岐阜県高山市)の北村氏、カンディハウス(北海道旭川市)の長原氏、戸山家具製作所(神奈川県海老名市)の戸山氏、さらには創作家具(神奈川県小田原市)の安藤氏、スタジオ・ユタカ(埼玉県入間郡)の橋本氏の5名に参加いただきました。

米国大使館農務官のスティーブ・ウィクソム氏が、合法性証明が確認されたアメリカ広葉樹の日本市場拡大への期待と可能性を含めた挨拶があった後、ハック氏より彼らが所属するNew Hampshire Furniture Masters Association(NHFMA)の組織や彼らの作品についてスライドで紹介しました。

NHFMAは徒弟制度を導入し人材育成にも力を入れており家具木工職人を目指す人々をサポートしており、また毎年メンバーが製作する家具や木工製品をオークションで競売するなどユニークな方法で米国内市場にアプローチするなど、活動の場を広げているとのことでした。

日本側からは大手家具メーカーの代表者から日本の家具木工品市場の現状やアメリカ広葉樹の活用方法などについてそれぞれの現状をお話いただき、また家具木工作家の方々からは、これから日米の家具・木工職人が益々交流を深める為に、イベントの共同開催や木工技術交流などでお互いの文化や技術を尊敬しつつ、同じ木を愛する者同士として相互理解を進めていきたいとの意見が述べられました。