日本の家具木工業界へのアメリカ広葉樹輸出協会バス見学会 2009.12
米国のNew Hampshire Furniture Masters Associationから家具木工職人であるJeffrey Cooper氏とGarrett Hack氏の2名が来日し、日本の家具木工の製造現場を視察するバス見学会を2009年12月1日(火)、アメリカ広葉樹輸出協会主催で行いました。

この見学会には米国大使館農務部木材担当専門官の林雄一氏、AHEC前会長のPeter King、AHEC本部アジア地域担当のDi Nguyen、また家具業界紙の記者1名にも参加頂きました。

一行を乗せたバスは東京都内のホテルを午前8:30に出発し、一路神奈川へと向かいました。まず、海老名市内に本社及び工場を構える(有)戸山家具製作所を訪問。戸山家具の木材加工工程を視察しました。

今回が初の来日になるCooper氏とHack氏には見るもの全てが新鮮で、積極的に木工機械の操作方法などの技術的な面についても意見交換されていました。

その後、戸山家具製作所社長の戸山氏にも同行いただき、小田原市内で創作家具を製作されている安藤和夫氏のアトリエを訪問しました。

作業スペースであるアトリエでは、安藤氏が使用する木工道具類に大変興味を持たれたCooper氏とHack氏は実際に日本の鉋(かんな)掛けを試したり、鉋の目研ぎ方法や沢山の道具の細部についても注意深く観察されていました。

今回来日したCooper氏の作品は彫刻的なものが多く、自由でどこかに自然の美しさや生き物の生を感じるような作品が多くあります。

逆にHack氏の作品は繊細で緻密さがどの作品にも見られ、日本の指物技術が活かされたような作品が多く、それらの作品を写真で御覧になった安藤氏も御自身の作品とセンスやコンセプトに共通する部分が多くあり、お互いにすっかり意気投合された様子でした。

今回の見学会を通じて家具木工製作に携わっている日米の家具木工職人同士が相互交流を深めることができ、有意義な一日になりました。