JCDデザインセミナー in 大阪  日本代表が講演 2008.07

   2008年7月31日(木)、大阪市中央区本町の(株)遠藤照明ショールームにおいて(社)日本商環境設計家協会(JCD)主催、アメリカ広葉樹輸出協会(AHEC)共催による「JCDデザインセミナー in 大阪」が開催されました。

  116名のデザイナーの方々が参加しセミナー会場は立ち見が出るほどの大盛況でした。

  第一部の講師としてアメリカ広葉樹輸出協会日本代表の辻隆洋が「アメリカ広葉樹―未来に向かっての計画」と題した講演を30分にわたり行いました。アメリカ広葉樹林の森林管理について夏期のマーキングや伐採方法そして次世代に繋ぐ森林保護の取り組みなど、普段見聞きすることのない内容に参加者の方々も大変興味をお持ちの様子でした。

  第二部では辻村久信デザイン事務所+株式会社ムーンバランス代表、京都造形芸術大学教授の辻村久信氏が「木の温もり空間の創造」と題して講演されました。辻村氏が手がけられたプロジェクトはどれもシンプルなデザインでありながら優しさや温もりを感じる作品ばかりでした。

  辻村氏とJCD理事長の飯島直樹氏のトークセッションでは、木や鉄などの物質の話など分子レベルで全てが変化しており、その変化を掴む必要がある説明された。そして、それらを扱うデザイナーがどのように表現していくのかなど大変興味深い話の展開で、もっと聞きたいと感じさせるセッションでした。レセプションにはセミナー参加者のほとんどが参加され、ピンチョススタイルの食事を取りながら大いに交流を深められました。