ハードウッドを使用した子供クリニック完成/エコ・インテリア・プロジェクト

  「アメリカ広葉樹エコ・インテリア・ハウジング・プロジェクト」の工事完成を祝い、見学会と祝賀セレモニーを2004年8月19日に開催しました。このプロジェクトは大阪府堺市に建設された「にしきこどもクリニック」で、ここに入ると気持ちのいい木の香りに包まれ、アメリカ広葉樹のキャラクターマーク(節・色違など)を一つのデザインとして取り入れた床、天井、ベンチ、受付カウンターなどが、病院内を暖かな味のある雰囲気に醸し出しています。

 「子供には節や木目、ヤニ壷などがときに動物や人に見えたりして子供の想像力を豊かにするものです」と施主である小児科医・西機さんの木に対する考え方が今回のプロジェクトのコンセプトである木材の有効利用という考えに合致したことで、成功につながったものです。

 アメリカ広葉樹の持つ天然素材の美しさや耐久性は、今後ますます内装材として重視される傾向にあります。今回のプロジェクトではアメリカ広葉樹がいかに内装材として有効利用できるかを再認識するいい機会になりました。

 見学会の後のレセプションでは、参加者からプロジェクトに対する感想や苦労話などが語られ、多くの関係者がそれぞれの立場から意見を交換できる場となりました。このプロジェクトでは、アメリカ広葉樹材の加工工程から施工方法までをビデオに収録。そのCDとガイドブックを2004年東京国際家具見本市にて無料配布します。見本市開催期間中(11月24日〜27日)は、アメリカ広葉樹をふんだんに使用したAHECブースにてビデオ上映も行います。是非、東2ホール・No.36のAHECブースにお立ち寄りください! (2004.08)