内装需要の可能性に焦点/パネルディスカッション

 アメリカ広葉樹輸出協会は、2002年11月27日、ホテル日航東京にて60人を超える参加者を迎え、「アメリカ広葉樹パネルディスカッション」を開催しました。約2時間に及ぶ討議では、日米6名のパネリストが日本におけるアメリカ広葉樹の内装需要の可能性に焦点をあて、さらには木材の有効利用や流通面での問題も含めた内容が話し合われました。

 日本側のパネリストとしては「アメリカ広葉樹エコ・インテリア・スタイルブック」で事例を紹介させて頂いた日本人建築家3名で、アメリカ広葉樹を内装材としてどのように生かしたかをスライドを使って解り易く解説いただきました。また実際に使用した立場から直面した問題点や良かった点など率直な意見が述べられました。

 米国側からは建築家1名とAEHCメンバー2名により、自然環境への配慮を優先した森林管理や環境建築の現状が紹介されました。今回のパネルディスカッションを通して、日本の一般ユーザーがアメリカ広葉樹林が適切な森林管理が行なわれている点、さらには木材の有効利用の方法がわかっていただけたのではないかと考えております。米国側も日本のユーザーの意見を通して、情報の発信方法や流通問題などの課題を与えられました。

 アメリカ広葉樹輸出協会では、今後も様々なプロモーションを行うことでアメリカ広葉樹は環境に優しく、かつ安定供給可能な天然資源であることをより多くの方々に認知し、利用していだだける道を探っていく所存です。(2002.11)